通訳納めを迎えました
波乱含みで始まったフリーランス1年目も無事に終わりを迎えました。
フリーランス1年目と書いていますが、実は・・・。2010年12月にアメリカから帰国後一度フリーランス通訳者として活動を始めたことがありました。ところが2011年3月に東日本大震災が起こります。当時専門と言える分野が自動車しかなく、また日本での通訳経験がなかった上に震災で通訳業界自体も大きな影響を受け需要が激減しました。「今ではないのだろう」と一度フリーランスの道を諦めて、再び社内通訳者として製薬、保険、MLMと複数の企業を渡り歩きました。
社内通訳者として心に思っていた目標が転職とともに叶い、やりがいも感じた9年間でしたが、「いつかはフリーランス通訳者になりたい」という思いが常に頭の片隅にありました。そしてついに決心をした私は2020年を再挑戦の年と定め準備を始めました。在職中の会社が理解を示してくれたので、2019年12月から徐々にフリーランスの活動を開始しました。当時はやる気と不安と期待が入り混じった感情を抱いていましたが、まさか2020年がこんな年になるとは思いもしませんでした。一度目の挑戦に続いて逆風が吹く環境となって「お前はフリーランスをするな」ということかと思ったこともあります。でも今回は諦めたくない。2011年の自分より通訳者としてのスキルや経験値も上がっているはずだと信じて、とにかくがむしゃらに頑張ってきました。
もちろん色々と大変な年でしたが良いこともたくさんありました。
フリーランスの通訳者の方達と知り合って色々と相談をしたり良い刺激を受けた。
通訳者で集まって本を執筆することができた。
遠隔通訳のお仕事を受けるようになった。
無事に繁忙期らしきものが始まり、そして終わった。
フリーランスという不安定な立場でもなんとかやっていけそうだと思えた。
大変だったことは割愛します(笑)。
フリーランス元年(と呼んでしまう)が無事に終わり大きな安堵感を抱いています。今回の内容は単なる雑感になってしまいましたが、数年フリーランスを続けたら感じ方も変わるかと思うので記録として書いてみました。
やっぱり誰にも守られていないフリーランスはとても大変ですが、フリーランスになって良かったと思っています。そう思えることが嬉しいです。まだまだ先が見えるとは言い難い状況ですが、2021年も更に充実した年にできるように精進していきます。
皆様もどうぞ良いお年をお迎えくださいね!
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