天職を生きる

今回のブログはタイで書いています。昨年に続いて某イベントの通訳を担当しています。昨年は初めてということもあって、何が何だかよく分からなくて、若干呆然としていたような気がするのですが、それでも内容はすごく興味深くて、予習の時から楽しくて仕方ありませんでした。 

今年は事前の資料はほとんど出て来ず、しかも飛行機の中で予習しようと思っていた資料をiPadにダウンロードし忘れて何もできない始末。(代わりに読みかけだった本を読み終えて、睡眠も取れたのでそれはそれで良かったですが。) 

1日で6セッション、3日で18セッションを担当するので資料の枚数が膨大です。共有フォルダに入ってくるのもほとんどが前日の夜なので、朝一の分だけ夜に泣きながら予習して、あとはセッションとセッションの合間に必死に予習するという3日間が続きます。

ということで、決して楽ではないし、気持ちも完全には休まらないのですが、今年は2回目ということもあって、昨年よりはずいぶん勝手も分かっていたので、気持ちは楽でした。 

初見の動画を訳す場面なども多いので地力が試されます。(動画はマストではないと言われているのですが、やっぱり訳さなければわからないと思うので出来るだけ訳しています。完全に読んでいるナレーションや、訳されることを想定していない高速字幕のオンパレードで、とても全部は訳せませんが・・・)苦しいですが、楽しいです。「お、よくこの日本語が出たな!」とか「あーあの英語は最適な日本語にできなかったな」とか思いながら、やっていますが、そんな感傷にゆっくり浸っている暇もありません。笑。 
 
今回はつらつらと書いていて、あまり明確なメッセージもありませんが、いくつか改めて思ったことがありました。 
 
誰が何のために集まって何を目的にやっているのかが分かって、「知っている」感があるだけで、かなりリラックスできる。そうするともっと内容が聞こえてくる気がする(でもそういう基本的な情報がなく「ただ通訳してください」という案件も意外にもよくあります・・・) 
(もちろん内容やスピーカーや速度によりますが)初見がそんなに嫌いではない。
そして(ここではそれが何なのかは明記はしませんが)このトピックが好き 

長年この仕事をしていても、新たな気づきがあって、面白いです。そもそも仕事自体が新しいことに触れられることも多いので、それも楽しいです。

ということで、今回はタイよりお届けしました。今から留学時代の旧友に会ってきまーす。
 

これ蔓延していませんか?例えば「XXについて」と言えば良いのに「XXといったところで」と言ったり、「低年齢層で」と言えばいいのに「低年齢層といったところで」と、なんでもかんでも「といったところ」を入れる人たちが本当に多くなってきていて、びっくりします。


日本語では直接的な言い方よりも婉曲表現や(言い方は悪いですが)持って回った言い方が好まれることは、皆さんももちろんご存知でしょうが、謎の冗語が多すぎて、時々訳がわからなくなります。冗語と意味のある言葉が半々ぐらいなのではないかと思うぐらいの方もいて。それでいて早口で、その早口を聞きながら冗語をよりわけて、意味を理解して、意味のあるところだけを、意味のある英語に訳すのが本当に大変です。


心から冗語撲滅を願ってやみません。「自分も冗語を多用している?」とご心配の方がいらしたら、まず自分が話している時録音をして、聞いて見てください。私は通訳訓練をしていた2年間は自分のサイトトランスレーションや通訳の録音を聞いては自分で批評していました。(それ自体が授業の課題、宿題です。)しかも、教室ですでに先生やクラスメートの批評を受けた後にです。


自分の話を録音して聞くと、話す時の癖やどんな言葉が聞きにくい発音や言い方になっているかよく分かります。話すことを仕事にしていない方にもおすすめです。


せっかく話すのなら相手に分かりやすく聞きやすく話したいと思いませんか?(思いませんって言われてしまったら悲しいですが・・・)

もうお気づきの方もいると思いますが、私は紫が大好きです。かなり昔からそうなんですが、BTSを好きになってから、偶然にも彼らとファンであるARMYにとってもすごく大事な色であることが分かって、勝手に運命めいたものを感じています!


好きが昂じて着るものも持ち物も髪の毛の色までも紫が多くなりがちで気をつけないといけないですね。どこもかしこも紫というのもどうかと思うので(この文章を書いている今も紫色のBTSのパーカーを着てます・・・)。


ちなみに私の母も、そして祖母も紫が好きなんですよ。身近な人が好きだと目に入るから好きになるんですかね?それとも好きな色まで遺伝するのでしょうか?三世代で好きというのはかなり筋金入りだと思います。


後から取ってつけたような説明に聞こえるかもしれませんが、愛や情熱を表す赤と冷静さや静謐を表す青を混ぜた色なのも良いでしょう?あとは結果的にそうなったのですが、そこまで多くの人が好きな色として挙げないのも嬉しいです。


多分これからも紫の持ち物がどんどん増えていくことでしょう?直接お目にかかる機会があって「紫が過ぎる」と思ったら優しく教えてくださいね(笑)。

長めのタイトルでこうして書いていても、私の大きなパソコンの画面の半分以上のウィンドウサイズでも全部表示されていませんが、皆さんの画面ではどう表示されているのでしょうか?長すぎる予感でいっぱいですが、カッコ内で言いたいことは本分を読めば分かるのでご安心を。


以前からずっと思っていたんですが、通訳をしていて日本語話者もしくは英語話者のどちらかがジョーク、もしくは意図したジョークではないけれど面白いことを言った場合に、通訳者が訳す前に笑ってしまっていいんでしょうか?


いや、私たちも人間なので訳していて面白くて笑いが少し漏れてしまうことはあるんですよ、当然。でも、基本的には自分が笑うより、まず訳さなきゃって思います。特に同時通訳の場合は、呑気に笑っていたらさっさと次の話に行ってしまうし、その間笑いが共有されてない人たちが出るわけですよね。私はその状況を避けたいと思ってしまいます。


(必ずしも悪いことではないのですが)通訳者とクライアントの関係が近しくて、訳すよりも一緒になって笑っている場面も見かけます。そしてその間訳が出ておらず、その言語を解さない人は置き去りになっています。きっとその瞬間のことをずっと覚えていて「どうしてくれるんだ!」という人はほぼいないんだと思いますが、私は自分が別の言語を話す人たちに囲まれて、自分だけ何が話されているのか分からずという経験を頻繁にしていた時期があって、そういう状況を見るのが苦手なんだと思います。


いやー我ながら「固いことを言わずに・・・」と言われそうな話ですが、私は微笑みながら訳はきっちり出して、結果その場のみんなが大笑いするような通訳者でありたいです。


P.S. 少し前の話ですがパソコンでうまくオンライン会議に入れずに、スマホで入った結果ずっと顔が横向きに表示されている人がいて、その人の訛りとスピードのコンビネーションが私にとっては若干難しくて、彼が真剣に話せば話すほど、「分からーん」という気持ちと横になっている顔という組み合わせが面白すぎて、笑いが込み上げてきて大変でした・・・。

12月にとあるイベントでRimowaのスーツケースが当たった話をしましたが、その後紆余曲折を経て、スーツケースではなくお宿の宿泊券をいただくことにしました。というわけで行ってきたのが鹿児島県です。今回が2度目ですが、前回はかなり暑い時期だったので、冬の鹿児島は初めてです。


出発の数日前に気温を調べると最高気温20度となっていて暖かいイメージでしたが、実際には最終日の最後の方を除いて寒く、お天気もそこまで良くありませんでした。


今回はお天気のこともあったし、私たち二人ともすごく疲れていたので、あまり予定をぎゅうぎゅう入れずにのんびりと旅をしました。結果的に滝をたくさん巡ることになったのですが、なかなか良い滝がたくさんあってびっくりしました。


それから今回イベントでいただいたお宿の一泊、そして自分たちで泊まった一泊の両方が部屋に内風呂が付いていて、これが最高だったんですよね〜。(新たな世界を知ってしまいました!)朝起きて体が少し冷えている状態で入るとすごく温まって、そこからお宿の朝食をいただいて、観光して。のんびり旅だからそういう時間もあったわけですが、そうはいいながらも、私は1件仕事を引き受けていたので最終日の朝はお宿から通訳をして、その間友達も仕事をして。


お天気が良かったらこういう旅にはならなかったと思うのですが、これはこれで良いなぁと思いました。普段分刻みで動いている二人なので。そして昨年の済州島への旅行以来久々に会ったので、延々とおしゃべりしてやっぱりそれも楽しいんですよね。


あっという間に2月も終わりですが、今年もたくさん旅をする1年にしたいです。

一口に英語といってもいろいろな国のいろいろな英語があります。私はアメリカに住んでいる期間が長かったし、映画やドラマもアメリカのものを多く見ているので、やはりアメリカ英語が一番しっくりくるし楽なんですが、少し前に以前の会社の友達と3人で久々にご飯を食べに行って、色々な国の「分からん」英語について盛り上がりました。


で、その時に出てきたのがpreponeという言葉です。皆さん聞いたことがあるでしょうか?私はいつだったか一度聞いたことがあったのですが、それっきりで、この時久々に聞きました。


インドの方がよく使う単語なのですが、(そしてそれ以外の英語圏の人がそれをどれぐらい採用しているのか、もしくはしていないのかよく分からないのですが)preponeは「(予定を)前倒しする、早める」という意味です。


勘が良い方はもうわかったかもしれないのですが、postponeのpostをpreに変えた単語なんですよね。postponeは「延期する、後ろ倒しする」という意味なので、理屈では分からなくはないのですが、初めて聞くと「は?」となると思います。それも万国共通の言葉のように堂々と使われるので!


まあ日本人も和製英語の数を思えば全く負けてはいませんが、そこまで市民権を得ている表現はなかなかないかもしれませんね。


何はともあれ言葉は生き物であり、ユーザーによって常に移り変わっていくものなんですよね。若い世代が新しく生み出している単語や表現もあるわけですし。これだから私たちの職業も終わりがないです。そこがまた面白いところでもあるわけですが!

誕生日が三連休に近いこともあって、久々に関西に遊びに行き色々しようと思っていたのですが、友達数人の予定が様々に変わり今回は成立しそうもなく、急遽半ばヤケクソに旧正月のソウルに遊びに来ています。(と言いながら今日は勉強会や仕事をしていますが)


ありがたいことに12月に来た時ほどは寒くなく、顔が痛くないぐらいのレベルなので良かったです。今回は珍しくあまりかっちりと予定を立てずに来たのですが、1/26に開業したばかりの水原(スウォン)というところにあるStarfield Library(별마당도서관)に行ってきました。Starfield Libraryと言えばソウルのCOEXというショッピングモールにあるものが有名で検索してもそちらが出てくるのですが、1/26開業の水原のものもインスタグラムでたくさん上がってきて、写真を見て行きたいなぁと思っていました。


ということで、ARMYで本や図書館好きの友達にも「行きたい」と言っていたところだったのですが、まさかこんなに早く行けるとは思わなくてびっくりです。普段から言霊というものを割と信じているんですが、それって言い換えると「行きたい所」や「したいこと」、「会いたい人」などをどれだけ頻繁に強く思って潜在意識に乗せているのかってことなんだなぁと思ったんですよね。口に出すようにすると、その口から出た自分の言葉を自分で聞いているわけだし、友達とそれについて会話をすれば、ますます、そのことをより頻繁に考えるようになりますよね。だからこそ、「さて、どこに行く?(何をする?)」ってなった時にパッとその場所(やこと)が出てきて実現する可能性が上がるんだなぁと。


言霊で全てが実現するわけでもないけれど、とりあえず、行きたい所、会いたい人、したいことは口に出しておくといいなと思うし、逆に自分を貶めるような言葉はなるべく避けようと思います。(謙虚なのと自分を貶めるのは違うので・・・)


今年も色々なことを言霊にして叶えていこうと思います。こちらは旧正月なので改めて・・・새해 복 많이 받으세요~(明けましておめでとうございます).

日本のビジネスパーソンは「ブラッシュアップ」って言葉を本当によく使いますよね?日本在住ではない英語スピーカーの口から同じ意味を伝えるためにbrush upという表現が出てくるのを聞いたことは片手に足りるぐらいしかありません。(とはいえbrush upと言っても文脈からわかってもらえることもあるとは思いますし、たまたま私が担当している会議で出てこないだけかもしれませんが。)


現時点ではブラッシュアップの訳はrefineかなと思っています。(これもまた、他の訳語があり得ないと言っているわけではありません。)言語は生き物であり、英語が他言語の影響を全く受けていないわけではないし、日本語から取り込まれた言葉もあるので、状況を見ないといけないし、外の人は言わないけど、その会社の英語スピーカーは日本人の英語に影響されて言うようになったという英語表現も聞いてきているので、様子を見ながら、英語スピーカーの表現を聞きながら、どの言葉にどの訳語を当てるのが良いか、考え続けています。


いつも言っていることですが、カタカナ語をそのまま英語発音で言えば良いのか否かは、注意が必要です。(と自分に言い聞かせています。)

先週のイベントの通訳中に一人空耳アワーがずっと続いてしまい困りました。本当はどんな内容のどんな単語がどう聞こえてしまったかお伝えできたら良いのですが、機密の関係もありますので、こんな感じという雰囲気だけをお伝えするために、別の単語を使います。


よくある空耳みたいな感じで検索したところ、出てきたのが看護師さんの空耳あるあるのページで、そこに書いてあったのが、「皮下注」が「ピカチュウ」に聞こえて、「何?」って思っていたというものだったので、実際の単語の代わりにこの2つの単語を使ってお話しします。


当日のスピーカーの方は1時間15分プレゼンの時間をお持ちでしたが、お話になりたいエピソードがとても多くて、予定の時間を超えてお話しされていました。そして2-3分に一度は「皮下注」が出てきて、その度に私の頭の中にはピカチュウのビジュアルが浮かんでしまいます。そして、それを慌てて打ち消して「皮下注」の英語を言う始末。手元の紙にも大きく「皮下注」と書くのですが、それでも、出てくるたびに「ピカチュウ」にしか聞こえなくて「ん?なんでピカチュウ?」となって、それを20回ぐらいは繰り返したと思います。あまり慣れていない分野の話でしたし、スライドの文字は少なくてそこに書いていない難し目の単語もたくさん出てきたので、かなり大変でした。そしていちいち毎回聞き間違える自分に失笑してしまうという・・・。


同時通訳中は割と画像というかイメージが頭の中に浮かんで、それをもう一つの言語に出していることが多いです。これがうまくできればできるほど、メッセージを伝える通訳になると思います。あまりにも内容が難解すぎるとイメージが浮かばず仕方なく言葉を置き換えるアプローチにする(なる)こともあるのですが。


ということでこの日のトピックには全く関係のないピカチュウが私の頭の中には20回ぐらい登場したのでした。その度に0.5秒ぐらいロスしてたと思います。ああ、もったいない。


全体的に長丁場でしたし、一人空耳アワーで疲れてしまいましたが、内容的にはとても興味深く面白いイベントでした。(繰り返しますが、皮下注についての内容ではありません。)もしまた、来年も担当することができたら嬉しいなと思います。


前回のブログが200記事目でした!書いてしまってから投稿する時に気がついたので、あまりそこに触れずに終わったので、今回少し触れてみたいと思います。


ブログについてはうっすらと書いてみたいなという気持ちはあった気がします。コロナ禍で時間が空いた時にホームページを作ることになって、それならばその時にと思って一緒に始めたのですが、始める前はすごく大変なこととか、覚悟のいることだと思っていたんですよね。そんな話をいつもお世話になっているコンサルのSさんにしてみると、「どうせ誰も読んでないんだから気にせず始めたら良いですよ!」という目から鱗の発言で励まして(唆して?)くれて、始まったわけです。


始めたばかりの頃はネタが続くかなと心配していたんですが、私は本来「言いたいことが色々ある人間」のようで続いていますね。後はやっぱりBTSのファンになって、韓国語の勉強を始めて、コンサートに行ったり、韓国に行ったり、推し活をするようになったことも大きい気がしています。


読んでいただいている方からすれば、面白い回もそうでもない回も当然あるでしょうが(たまには面白いと思っていただけれていれば良いなと思いますが)、続けることにも意義があると思うので、できる限り同じ週一のペースで続けていきたいと思います。


ここ数年思っていることですが、やりたいことと、そうでもないことを見極めて、やりたいこと、自分に必要だと思うことはコツコツと続けて、やりたくないこと、不要なことをどんどん手放していきたいです。


皆さんが本当に「やりたいこと、続けたいこと」は何ですか?

年末年始にかけてびっくりするぐらい甘いものをたくさんいただいて、家に甘いものが溢れかえっています。もちろん頂き物をするのはありがたいことは大前提なのですが、私は甘いものよりもしょっぱいものが好きなので、しょっぱいものからどんどん減っていきます。(とはいえ、通訳者になってから甘いものも以前よりは食べるようになったので、おやつにちょこちょこといただいています。)


このブログを書くにあたって「辛党」という言葉を改めて調べたのですが、この言葉のメインの意味は「塩辛いものが好きな人」ではなくて「酒好きな人」のほうなんですね!「甘党」に比べて、この言葉を使う機会がかなり限られていたので、ちょっとズレた理解をしていました。もちろん「塩辛いものが好き」という意味も残っているとは思いますが。


お酒も別に嫌いではないのですが、どうしてもないと困ることもないし、そこまで頻繁に飲むわけでもないので、「辛党」と言ってしまうと誤解を与えてしまうかもしれませんね。ブログを書こうとして、改めて調べてみると自分が知らなかったことを知ることもあり、ありがたい限りです。


話を戻すと、(やることはなさそうですが)例えば願掛けで何かを1年断つとして、その選択肢が甘いものと塩煎餅だったら、私は絶対甘いものの方を断ちますね。どうでも良い情報ですが!それぐらい塩煎餅が大好きです。ポテトチップスも大好きなのですが、買うと危険なので買わないようにしています。


皆さんは何党ですか?


P.S. あ、記念すべき200回目でした。書いてから気づきました。思ったより続いてますね、このブログ・・・。


12月にソウルに行った時に仁川空港のトイレで、こんなことが書いてある貼り紙を見かけました。(面白いと思ってトイレから出てすぐにiPhoneにメモりました。トイレで写真もどうかと思ったので。)以下の韓国語と英語の両方が書いてありました。


한장으로 충분해요

Save paper, save tree


韓国語の方は「1枚で十分です」と書いてあります。英語の方は「紙を節約して木を守りましょう」というところでしょうか?手を洗った後に手を拭くペーパータオルがあり、その横に貼ってあったのですが、同じメッセージを伝えようとしていても、言い方がかなり違うので面白いなぁと思いました。


この話を韓国語のソンセンニム(先生)にして、「韓国語の方はちょっと強いなと思いました」と言ったら、「日本語だったらどう言うと思いますか?」と言われて、(じっくりと考えたら違う答えになったかもしれませんし、少し大局的な言い方ですが)「地球を大切にしましょう」という言葉を思いつきました。


通訳では基本的に上記の例よりは原語の言葉遣いに忠実でないといけないですが、それでもただ単語一つ一つの意味を訳して置き換えているのではなくて、メッセージを伝えています。「こういうことを言いたい」という内容をイメージして、この言語だったらどういうのが一番自然かなと考えて話しています。


たった1枚のトイレにあった貼り紙でそんなことを改めて思ったのでした。