匂い、香り・・・

通訳の仕事をしていて、匂いや香りを表す言葉を的確に英語にしたいなぁと思うことが過去にありました。


日本語では「匂い」は良い匂いのこともあれば悪い匂いのこともあり、「香り」と言えば普通良い香りなのではないかと思います。


英語ではどうでしょうか?あくまでも私の印象やイメージですが簡単に挙げてみます。


Smellという単語は良い匂い、悪い匂い両方がありますよね。動詞もあり、人が主語になり「匂いを嗅ぐ」という意味になったり、「なんか匂うな(文字通り匂いがする場合や何かが怪しい場合の比喩)」でも使えます。またItや物を主語にしてThe food smells good.みたいな文も作れますね。


Fragranceという単語はフレグランスという単語にもなっている通り、香水の香りを指したり、花の香りについて言う時に使うような印象があります。


Aromaといえばぱっと思いつくのはやっぱりコーヒーですね。あとは色々な食べ物の話の時に出てくるようなイメージです。


そして悪臭についていう時はodorをよく使いますね。odorと聞くと最初に頭に浮かぶのは体臭です。砕けた言い方ですが、体臭のことをB.O. (Body Odorの略)と言ったりします。


そして悪臭といえばもう一つstinkもありますね。名詞もありますが、It stinks.のように動詞で聞くことが多いと思います。この場合は間違いなく悪臭です(笑)。あとはHe stinks.というと文脈によって「彼は臭い」にも「彼はダメだ/ひどい(能力のことを言っています)」にもなりうるのは面白いですね。結構酷評している感じなので使う時と場所を選びますが。


もちろん上に書いた意味だけではないのですが、それぞれの単語がどんなイメージで一番よく使われるかが自分の中に定着していると、日本語を聞いた時に一番ぴったり来る訳を出せるのではないでしょうか?

日英同時通訳者 古賀朋子 English-Japanese Interpreter Tomoko Koga

‟天職を生きる” 日英同時通訳者 古賀朋子(Koga Tomoko)のホームページです。お気軽にお問合せください。

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