衝撃受けました
皆さんニュースなどでお聞きおよびかもしれませんが、BTSがグループでの活動をしばらく休止することになりました(と私は解釈しています)。彼ら自身が毎年デビュー日前後に、いろいろ本音で語り合う1時間ぐらいの動画を公開するのですが、今年はデビュー記念日の翌日、つまり10年目の始まりの日に公開されました。
多くのARMYは彼らが楽しく語り合う会を想像していたと思うのですが、いざフタを開けてみると、個々を取り戻すためにソロ活動を本格化させたいこと、グループでの活動のために各自がやりたいことを我慢したり、延期してきたこと、そしてこれまでバンタンの音楽創作の特に大きな部分を担ってきたRMとSUGAからは自分たちの中にあるものを出し切ってしまって、もう何を書いたら良いか分からないと感じていること、グループの方向性が見えなくなってしまったこと、ゆっくりと自分のことを考えたり成長のための経験をする時間が与えられないK-pop界の問題点が語られました。
そして私が彼らを好きになった2020年にはもうそういう燃え尽きたような時間に入っていたこと、大規模なツアーをするはずだったのに、そこで彼らの第一章の締めくくりをARMYに見せて行くはずだったのに、それができなかったこと、Dynamite以降の楽曲ではファンや周囲の期待に応えるべく無理をしていたことなども話していて、自分がそんな彼らの苦しみの上に作られた音楽を呑気に刹那的に消費していたような気がして、苦しい気持ちになりました。そして休みたいとか各自の活動をしたいと感じていることに罪悪感を感じると涙を流しながら語るRMの姿は見ていて胸が痛かったです。
ここ数日うまく寝付けない日々が続いてしんどかったです。コロナ禍の苦しい時期を彼らに救ってもらったのに、とても申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
まだぐるぐるといろいろ考えてしまいますが、もちろん彼らのソロ活動も応援しますし、これからの(きっと)数年それぞれが「自分」と「自分の音楽」を見つけて、豊かな時間を過ごして欲しいなと思っています。
ARMYとBTSの関係は特別だと多くのARMYは思っていますが、そうは言ってもどこまで行っても彼らは音楽を作って売る側、私たちはそれを買って消費する側であることも紛れもない事実です。今回の問題提起をきっかけにK-pop界が少しでも変わってくれると良いなと思いますし、「もっともっと」とコンテンツを求めすぎるファンたちも振り返って考えるべきなのだろうなと思います。
彼らはこれまで膨大な量のコンテンツを作ってきており、無料のもの有料のものを合わせて、まだまだ全然見きれていません。私がファンになってからもどんどん新しいコンテンツが出てきていますし、コンテンツが多いとそれを1回だけ見て終わりになることも多くて、そうすると彼らが毎回その1回のパフォーマンスに注いでいる時間やエネルギーや気持ちと、こちら側の一瞬の消費が釣り合わないような気もします(これは以前から感じているところではありました。)だから個人的には今までのようなペースでコンテンツを出す必要はないし、むしろそれによって彼らが心血を注いだこれまでのパフォーマンスをこちらもじっくりと堪能できるのはないかと思います。
コンテンツのペースが落ちれば彼らがもっとゆっくりとこれまでを振り返ったり、これからのことを考えたり、創作の元になる豊かな経験や思索の時間を持てるはず。彼らが1人の人間として幸せでいられなかったら悲しすぎるなと思います。
どうか彼らの切なる声がきちんと事務所やK-pop界に届いていますように。パンPD、「幸せになる方法を見つけなければいけない」とメンバーに言ってたよね?彼らがそうできる余裕と時間を与えてあげてください。切なるお願いです・・・。
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