言葉は生き物
一口に英語といってもいろいろな国のいろいろな英語があります。私はアメリカに住んでいる期間が長かったし、映画やドラマもアメリカのものを多く見ているので、やはりアメリカ英語が一番しっくりくるし楽なんですが、少し前に以前の会社の友達と3人で久々にご飯を食べに行って、色々な国の「分からん」英語について盛り上がりました。
で、その時に出てきたのがpreponeという言葉です。皆さん聞いたことがあるでしょうか?私はいつだったか一度聞いたことがあったのですが、それっきりで、この時久々に聞きました。
インドの方がよく使う単語なのですが、(そしてそれ以外の英語圏の人がそれをどれぐらい採用しているのか、もしくはしていないのかよく分からないのですが)preponeは「(予定を)前倒しする、早める」という意味です。
勘が良い方はもうわかったかもしれないのですが、postponeのpostをpreに変えた単語なんですよね。postponeは「延期する、後ろ倒しする」という意味なので、理屈では分からなくはないのですが、初めて聞くと「は?」となると思います。それも万国共通の言葉のように堂々と使われるので!
まあ日本人も和製英語の数を思えば全く負けてはいませんが、そこまで市民権を得ている表現はなかなかないかもしれませんね。
何はともあれ言葉は生き物であり、ユーザーによって常に移り変わっていくものなんですよね。若い世代が新しく生み出している単語や表現もあるわけですし。これだから私たちの職業も終わりがないです。そこがまた面白いところでもあるわけですが!
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