あなたはこのプロジェクトの右腕
先日久々に再会(と言ってもZoomでですが)したある英語スピーカーがいました。以前はそのプロジェクトの会議を月数回担当していたのですが、今年途中から主な会議は通訳者を入れずに行うとのことだったので、本当に久々の担当、再会でした。
そうしたら、前述の英語スピーカーの女性が「久々に会えて嬉しい〜。あなたはこのプロジェクトの右腕のような存在だから」って言ってくれて、その時はかなり疲れていたのですが、本当に嬉しかったです。ちなみに英語ではright-hand manと言っていました。(喜びながらもright-hand womanでもright-hand personでもないのねと同時に考えてもいました。調べてみると、どちらも言えるようです。あと韓国語でも右腕を意味する오른팔を使うようですね。私自身は韓国語のこの表現に出会ったことはないですが。)
通訳者が通訳をするほとんどの場において通訳者は黒子です。目立たないように、でもコミュニケーションがきちんと成立するように粛々と仕事をします。特に英語を母語とする人たちは、周りが彼ら彼女らに合わせて英語を話すことが多いし、往々にして英語スピーカーの方が日本語話者よりよく喋るので、通訳者の存在をあまり強く認識しないことも多いです。ましてや認識したとして、右腕と言ってもらえるようなことは20年以上続けていても片手に収まるぐらいしかありません。(別に欲しがっているわけではありません。笑)
そんな背景があるからこそ、この日のこの発言は努力や通訳の技能を認めてもらえた気がして嬉しかったです。基本的に目立たずヒソヒソ(?)通訳をしている方が断然好きですが、仕事を認めてもらって嫌な気はしないものです。
こういうちょっとしたご褒美のような出来事があると、大変でも頑張って続けようと思いますね!
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