ストレスがあああ

前回も少し触れましたが、繁忙期はストレスレベルがかなり上がります。この1週間もストレスを感じる出来事が満載で、しかも朝から晩まで外で仕事をしている日も多く、気分転換も難しかったです。(私は家にいる時一番ストレスが少ないようで、1日中外にいないといけないこと自体が、もうストレスです。苦笑。)


好きではないとはいえ、筋トレに行くとその時は筋トレに集中しているので、それはそれで気分転換になるし、終わった後に通常ストレッチもするので体が少しは解れて、血流も良くなるような気がしているのですが、この1週間は忙しさとジムの臨時休業日もあり、2回しか筋トレに行けませんでした。


フリーランスというと自由というイメージがあるようで、「自由でいいよね」と良く言われます。もちろんどの仕事を受ける、受けないの自由はあるし、つまりは大まかな仕事量は自分で決めることができるのは事実です。でも、そもそも通訳の仕事というのは、他の人が言ったことをひたすら忠実に訳すという意味で、極めて自由度の低い仕事であるとも言えます。スピーカーの速度も話し方も訛りも内容も基本的に全くコントロールできません。ごくたまに速度を落として欲しいと頼むとやってくださる方がいますが、全体の1%もいないぐらいでしょうか?「自分は通訳者が入る環境に慣れているからゆっくり止まりながら話すよ」と余裕綽々に言いながら、いざ始まるとこちらにまで移りそうな緊張感をみなぎらせて、超特急で話すスピーカーがほとんどです。(かつてはそのことに怒っていましたが、もはやこの部分に関しては完全に諦念に変わっています。終わった後に怒ることは未だにありますが。)


そして資料がいつ出てくるか分からず、ギリギリに出てくることもしばしばです。平日の夜遅くや週末に予習に追われたり、ランチの時間を削ることは珍しいことではないですし、(できる限り避けますが)通訳案件の交代中に予習せざるを得ないこともあります。


先日も午後イチの発表となるかなり専門的な内容の資料がランチの時間まで来ず、食べるや否やブースの中で必死に予習して、始まる直前にやっとのことで最低限の予習を終えたケースがありました。70ページ強あったと思います。この仕事の宿命として諦めていますが、この予習が間に合うか間に合わないかの直前のストレスはかなり強いものです。専門性の高い内容では特に、予習なしでは絶対に分からず口から出てこない単語があるので、初見でやれば良いというわけにはいかないのです。


そしてここだけの話、パートナー通訳者からストレスを受けることも多いです。もちろん私も意図せずパートナーにストレスを与えていることはあるだろうと思うので仕方ないのですが。負荷を抑えるための分担なのに、どうしてそういう分け方?とかその訳の分からない交代の仕方の提案は何?とか通訳には集中が必要なのは言うまでもないのに、何を隣でガチャガチャやっているの?とか、オンライン通訳で交代するはずなのにいなくなっていって、いくら交代の合図を出しても反応がないとか。でも親しい同僚の強者パートナーの話を聞いていると、それどころではない強烈な話がどんどん出てきて、背筋が凍る思いです(笑)。私だったキレてますという例が満載で怖すぎます。


ということで完全に愚痴を吐き出しまくりの投稿ですみません。前回お知らせしたように12/19まで19連勤中なので、疲労も溜まり感情も揺れやすい状態なのだと思います。あと、もう少しの辛抱だと思って頑張ります。あー早くダラダラしたい。



日英同時通訳者 古賀朋子 English-Japanese Interpreter Tomoko Koga

‟天職を生きる” 日英同時通訳者 古賀朋子(Koga Tomoko)のホームページです。お気軽にお問合せください。

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