パラバドミントンの通訳を担当!

9月の2週目の週末はパラバドミントンの通訳を担当しました。


ただしこちらも最近担当しているK-popの通訳と同様、私の声がそのまま視聴者に届くのではなく、英語の字幕となって表示されるものでした。


音声で聞けば多少長くても耳で聞きながら理解できると思いますが、字幕の場合は「表示されている間に読める量」には物理的な制約があります。また、日本語では主語等を落として短い表現が続いても、それを英語にしようとすると、どうしても言葉数が多くなるので、読みきれなくなります。

しかも実際に字幕が流れているYouTubeの画面を見たのですが、映画のようにあらかじめ訳が終わっているものが塊として一度に表示されるわけではなく、通訳者の訳出が少しずつ表示されます。言葉数多く訳してしまうと本当に見にくいなと実感することができました。


2日間の通訳の中で、コメンテーターの方のたくさんのコメントの中で何を出すべきか、そしてどうすれば短く言えるかを考えながら訳出していました。例えば「決めた」という言葉は今回の頻出表現の一つでしたが、That's a winner.みたいに動詞ではなく名詞として訳すと自然だし、割と短く言えると思います。(ちなみに実況中継で起きた瞬間のことを言うので、過去形よりは現在形が自然だと思います。)


もちろん品詞を変えるアプローチは通訳としては珍しいテクニックではありません。ですが、字幕になるという制約の中で、その重要性を改めて認識しました。


ついつい基本的な方向性として「話されたことを全部訳す」ことに意識が向きがちですが、何を残して、何を言い換えて、どこまで短くできて、読んで意味がとれるかを考える必要がある、そんなお仕事でした。


私は学生時代テニスをしていましたが、バドミントンはそこまで馴染みがなく、ballではなくshuttleと言わなきゃミタイなところから始まった今回の予習、準備でしたが、実際の試合を通じてさまざまな表現を学ぶことができてとても興味深かったです。またもちろん仕事として見ていましたが、想像以上にスピーディで手に汗握る展開でとてもおもしろかったです。


またいつか同様の機会があれば、今回の学びを活かしたいです!





日英同時通訳者 古賀朋子 English-Japanese Interpreter Tomoko Koga

‟天職を生きる” 日英同時通訳者 古賀朋子(Koga Tomoko)のホームページです。お気軽にお問合せください。

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