Interprefyデビュー

皆様は遠隔同時通訳と言った時にどんなツールを思い浮かべるでしょうか?おそらく多くの方がご存知であろうZoomにも通訳機能があり、適切な有料アカウントを取ることでホストが言語チャンネルを通訳者に割り当てて通訳サービスを提供することができます。またMicrosoft TeamsやCisco WebExなどお馴染みの会議システムで、回線を複数設けたり、それらと電話回線を組み合わせて通訳を提供する例も多くあります。


しかしそれだけではなくて通訳プラットフォームと呼ばれるものがいくつかあります。通訳プラットフォームとは、通訳者の視点で言うと通訳ブースで使われているコンソールを模したプラットフォームであり、マイクの音やオフ、チャンネルの変更等をパソコンから行います。Zoomとの一番違いは通訳パートナーの声が聞こえるというところです。


そのようなプラットフォームでよく知られたところではInterprefy、KUDO、InterpreteXがあります。私は年末までの半年間、遠隔通訳講座を受けているのですが、その理由の1つとして、これらのプラットフォームをよく知りたいという気持ちがありました。


初めて遠隔同時通訳を行った4月から早半年、日々の忙しさと(遠隔同時通訳の要件を満たすために)どんな仕様の新しいパソコンを購入すればいいかを決めることに手間取って、なかなか通訳プラットフォームを使っての遠隔同時通訳を行うところまで至っていませんでした。


10月もとても慌ただしく過ごしていたのですが、そんな中急にInterprefyを使った通訳案件のお話をいただきました。Interprefyを使うにはテクニシャンに自分のパソコンにリモートで入ってもらって、パソコンやヘッドセット、マイクの仕様がが基準を満たしていることを確認してもらい、さらにその後使い方のトレーニングを受けなければなりません。


海外の某エージェントと連絡を取り合い、トレーニングを受ける日時を決める段階まで来ていたのですが、そんな時に振って湧いたこのお仕事のおかげで、トレーニングを受け仕事まですることができました。どんなに遅くとも年内には通訳プラットフォームを使ったお仕事をしてみたいと思っていたので本当によかったです。


それぞれのプラットフォームごとに微妙に仕様が異なり、長い間使っていないと交代の仕方を忘れてしまいそうなので、願わくば忘れない位のスパンでお仕事ができるといいなと感じています。


(写真:Intreprefyの画面はこんな感じ。実際のお仕事では左下のビデオマークのところに会議の様子や、共有されている資料などが映ります。

日英同時通訳者 古賀朋子 English-Japanese Interpreter Tomoko Koga

‟天職を生きる” 日英同時通訳者 古賀朋子(Koga Tomoko)のホームページです。お気軽にお問合せください。

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