初のトリプルヘッダー

繁忙期真っ盛りです!


先週のことですが、うっかり(?)3件のお仕事をお引き受けした日があります。まあうっかりと言っても、もちろん分かっていましたけど・・・。


おそらく通訳者あるあるだと思うのですが、毎日毎日仕事の打診があるわけではないのに、かと思えば、同じ日にいくつもの打診が来たりするのですよね・・・。これが毎日1−2件ずつ来てくれればもっと安定するんですが。


こんなに予定の詰まった日はめったにないので、今回はその1日の感想について書きたいと思います。


案件1(8:30集合 9:00開始)

都内某所での女性のインサイトに関する講演と質疑応答で同時通訳と逐次通訳のミックス。最初に回線がうまくつながらなくて、全部を逐次にするかどうかの議論が。念のために持参したゼンハイザーのヘッドセットが役に立って本編は何とか同時でできることになった。心底ほっとした。ゼンハイザーはアダプターを取り替えるとUSBとジャックのどちらでも対応できるのだけど、これが意外と便利。


終了後自宅に戻り昼食後、送られて来た翻訳を完了させて納品。メールや各種記録のアップデート。案件2について当日送られてきた分の資料に目を通す。


案件2 (14:50Zoom入室 15:00開始)

ある企業の会議の同時通訳。ホスト側に通訳者アサインの表示が出ないと言われ焦ったものの、無事に開始。時間通りに終了。充実した議論ができた様子。英日の行き来がかなり多かったが、スムーズに通訳できた。


終了後都内某所に移動し、まずは食事を。行ってみたかったカフェでの食事に満足。


案件3 (18:00 集合 18:30開始)

一台のPCで音を取るシステムと音を出すシステムとの2つを開いており、音出しはPCの内蔵スピーカーにと言われ、不安になる。「本当に相手に聞こえますか」と確認したものの、大丈夫と言われ開始するも、案の定聞こえないと相手方から注文が入り、最終的には再び持参したゼンハイザーのヘッドセットのマイクを使用することになった。Sound check, sound check, 1, 2, 3とB for Boy, D for Dogをこれまでで一番たくさん言った気がした。トピックもある臓器に対して使う医療器具の話が一部あったのでなかなか大変だった。


22:30に最後の案件が終了という本当に盛り沢山の1日でした。荷物は極力減らしたいけれどこういうケースがあると、やはり念のために色々持っていったほうが安心だなと思います。私は決してテクノロジーに強くないので、持っていけるものもたかが知れているのですが。


そして当然の感想ですが、1日3件は大変!! 前日に全て予習をしたので、それもなかなかギリギリでした・・・。泣きそうな2日間でしたが無事に終了してとにかくほっとしました。


この日は本当にたまたま案件が重なっただけで、もちろん案件としては何も入っていない日もあります。ですが、やはり繁忙期であるような感じがします。(本当に業界の繁忙期が自分のところに来ているのか、単にたまたま自分が忙しくなっているだけなのか判然としない部分もありますが。)


めったにないことですが、もしまた3件の打診があって時間的に可能であったら多分引き受けようとするのだろうなと感じるトリプルヘッダー体験でした!


(写真は友達といったラクーアからの景色。ちなみにジェットコースター系は大の苦手です。)

日英同時通訳者 古賀朋子 English-Japanese Interpreter Tomoko Koga

‟天職を生きる” 日英同時通訳者 古賀朋子(Koga Tomoko)のホームページです。お気軽にお問合せください。

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