自然な英語って

我ながらいまいちなタイトルですが・・・。日本語話者である私たちが自然な英語を話すのはとても難しいことで、とにかく自然な英語のインプットをたくさんしないといけないわけですが・・・。


私の大好きな推理物(今回はコロンボです)を見ていたら、良さげな例が出てきたので書いてみようと思いました。英語がオリジナル音声でその後に続くのがその意味です。ドラマの設定上毎回必ず殺人が起きるので物騒な例ですみません(汗)。


How long has she been dead? 死後どれぐらい経っていますか?

この日本語が先にあって英語に訳そうとする時、直訳的な発想で時間を主語に組み立てようとするとHow long has it been since she died?とかになると思うのですよね。でも当然How long has she been dead?の方が自然なわけです。英語のインプットが十分で考えなくてもこういう自然な表現ができるのが理想的ですが、大人になってから学習を始めた場合は、このような訳し方のアプローチをある種の理屈として理解することも助けになるような気がしています。


Was he expecting someone? 来客の予定はありましたか?(殺されてしまった男性に来客の予定があったかという質問です。)

これも日本語的発想だとWas someone going to visit him?みたいなことになりそうですよね。でも来客を迎える側を主語にして言うのが自然なんですね。誰の視点で言うかを変えることで自然な表現になることも結構あるような気がしています。


常により自然かつ簡潔な訳を心がけてはいますが、どうしても原語に引っ張られることはあります。口に出してしまってから「英語に引っ張られて不自然な日本語だったな(もしくはその逆)」って思うわけです。ですから引き続き英日両方のインプットを増やして「自然ですーっと入る」通訳をできるように心がけたいと思います。


ちょっとまとまりの悪い文章ですが、言いたいこと伝わったかな・・・。





日英同時通訳者 古賀朋子 English-Japanese Interpreter Tomoko Koga

‟天職を生きる” 日英同時通訳者 古賀朋子(Koga Tomoko)のホームページです。お気軽にお問合せください。

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