気になって仕方ない

某ドラマのセリフのようですが、細かいことが気になって仕方ないんですよね、特に言葉に関して。英語でもそうですが、母語である日本語では尚更です。


例えば「ら」抜き言葉。「見れない」という言い方はもはや主流を占めるようになっている気がしていますが、私自身は「見られない」と言いますし、「見れない」と聞くと気になって仕方ありません。しかしかなり言葉にうるさい人でも「ら」抜き言葉は許容している印象がありますし、言葉は生き物なので仕方ないのでしょうね・・・。


それから不思議な組み合わせの言葉だと思うのが、「なるほどですね」。ビジネスをしている方が結構使うのですが、違和感を感じます。「なるほど」で終わると失礼な感じがするから「ですね」をつけたのでしょうか?


また「いらしております」のように尊敬語と謙譲語が混ざった表現も頻繁に見聞きします。「おる」は謙譲表現であり自分の側に対して使うのですよね。「いらして」は当然相手に対しての尊敬を表現しているので「混ぜるな危険」です。


振り返ると私の家族は例えば一緒にテレビを見ている時にも、おかしな日本語が出てくると誰かがすぐ指摘するんですね。そんな家庭に育ったおかげで日本語の細かいところまで聞く力が培われたのかもしれません。今の仕事にはかなり役立っていると思うので家族に感謝ですね(笑)。

日英同時通訳者 古賀朋子 English-Japanese Interpreter Tomoko Koga

‟天職を生きる” 日英同時通訳者 古賀朋子(Koga Tomoko)のホームページです。お気軽にお問合せください。

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