繁忙期が始まっています

通訳者の一番の繁忙期は9月から12月中旬です。私も第1週目こそ割とのんびりと過ごしていましたが、翌週から急にバタバタとし始めました。昨年は通訳業界も他の様々な業界同様打撃を受けていましたが、それでも秋からは回復してきたそんな年だったのではないかと思います。(私の場合は去年がフリーランス1年目だったので自分の中で比較の対象がなく、通訳業界としてもとてもイレギューラーな年でもあったわけです。)今年がある意味本当の意味での本格的なフリーランス1年目と言っても良いと思います。


とてもありがたいことに今月はかなりハイペースで仕事が入ってきて、お断りしなければならない案件もありました。通訳者あるあるだと思うのですが、同じ日に打診が集中するのですよね。結果的に1日3件引き受けてそれ以上は物理的に無理なのでお断りする他ないという日が何日かありました。その一方でたまにですが通訳案件自体は何も入らない日もあります。そんな日も案件の準備として資料を読み込んだり、請求処理を行ったり、メールの返信をしたりとあっという間に時間が過ぎていきます。また、土日、祝日も普段と同じぐらい働いていたりするので、完全に曜日の感覚が狂います。これはもうフリーランスで働く人の宿命でしょうね。そう考えると第1週目の土日に仕事をほぼ何もしなかったのが奇跡のように思えます。


フリーランスの最初の3年はとにかくがむしゃらに働こうと思っていて、まさにその通りになっている感じですね。先々週は1日3件の日が2日あったのですが、予習の量や体力を考えてもそこが最大限かもしれないなというふうに思いました。1週間で見ると11件で、このトータル数もまあまあ多かったと思います。週に何件が平均なのかはあまり数えたことはありませんし、1件と言っても内容の難しさや長さなどにより負荷も当然違ってくるので一概には言えませんが。


誰かに読んでもらうためというよりは自分の備忘録になっている感じですが、とにかくがむしゃらに働きつつも、徐々に自分のペースを掴んでいければいいなと思っています。こうして繁忙期が始まってみると7、8月に少し仕事をセーブしたのは正しい判断だったなと感じます。4-6月もかなり忙しくて少し疲れが溜まっているなと感じていたので。自分の裁量でいくらでも仕事を引き受けることも断ることもできる自由があるのがフリーランスですが、同時にそれに伴う収入や自分の心身の健康もしっかり管理していかないといけないですね。


おそらく師走の声が聞こえる頃までバタバタした日々が続きそうですが、燃え尽きない程度に頑張っていきたいです。

日英同時通訳者 古賀朋子 English-Japanese Interpreter Tomoko Koga

‟天職を生きる” 日英同時通訳者 古賀朋子(Koga Tomoko)のホームページです。お気軽にお問合せください。

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