マンUが使えた日
少し前に通訳中に嬉しかった時のことを思い出しました。
その時のトピックはスポーツマネジメントでした。正直に言って私はスポーツについてそこまで詳しくはないです。以前テニスをしていたことがあったので、テニスを見るのは好きでアメリカにいた時は全米オープンを見に行ったりもしていましたが、現在ではだんだん縁遠くなっています。
そんな中、上記の通訳案件の打診をいただきました。若干心配だったのですがスポーツの詳しいルールを説明するという趣旨ではなく、スポーツマネジメントであれば予習をきちんとすれば対応できるだろうと思いお引き受けしました。
スピーカーは欧州の方で欧州サッカーリーグの話が中心でした。そこでManchester United(マンチェスター・ユナイテッド)というチームの名前が出てきました。通訳する際にもちろんそのまま言っても間違いではありませんが、日本語でも「マンU」と呼ばれていますよね。ということで通訳中に「マンU」と出すことができました。
これで時間が節約できるのもさることながら、少し前のtrouserの回でも書きましたが、「その業界の人っぽい」話し方になるんですよね。聞いている人も「あ、この通訳者サッカーに詳しいのかな」と感じるとか、もっと言うと通訳者が間に入っていることを忘れるんです。通訳者として「精通している」印象を与えることは絶対的にプラスですし、通訳者がいることを忘れるというのは、つまりある意味最高のパフォーマンスをしていることになります。
ということで、「マンU」と出せて嬉しかったです!
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