長崎に行ってきました
先週末は福岡からそのまま長崎に移動し観光しました。今まで行ってみたかったのですがなかなか機会がなくて。以前の会社の知人がいて案内してくれるとのことだったので、福岡出張のついでに行ってきました。
私は晴れ女で特にイベントごとや旅行で雨に降られることはかなり稀なのですが、初日は珍しく寒い上にずっと雨でした。前日の博多が28度ぐらいあって暑かったのでなんだかよく分からなくなりました。(もっというとタイに行ったり、韓国に行ったり、アメリカに行ったり、国内でもいろいろなところに行っているので、最近どの時期にどんな温度なのが普通なのかよく分からず混乱しています。)
終日雨でしたが、精力的に回ったと思います。
まずは眼鏡橋。趣のある橋の形や素材も良かったし、柳の木と雨模様の空も相待ってなんだかとても風情がありましたよ。綺麗な川が流れる街並みは良いなぁと思いました。
そのあとはグラバー邸へ。若くして海外から日本に渡ってきていろいろな事業を興した人々の話を色々と読めて面白かったです。船でしか移動できなかった当時にヨーロッパから未知の国日本に渡ってきた人たちの勇気と野心は本当にすごいと思います。私にとっては飛行機でロスに留学するのですら大変な決心でしたから。
次は大浦天主堂へ。天主堂自体ももちろんきれいだったのですが、同じ敷地内にあるキリシタン博物館は本当に見応えがありました。私は宗教心は皆無に等しいのですが、何を犠牲にしても信仰を守った人たちの想いと行動のすごさがひしひしと伝わってきました。学生時代日本史や世界史の授業を面白いと思えなかったのですが、こうして大人になって博物館に行って色々と読むと興味深いことがたくさんありますね。(学校の授業も17XX年に何が起きたというような出来事の羅列じゃなくて、その時代に生きた人たちの様子にもっと焦点を当ててくれれば興味が出るのになと思いました。)
その後は景色が良いはずのレストランでちゃんぽんと皿うどんを食べました。意外にも皿うどんが特に美味しかったです。
平和公園にも足を伸ばしました。平和を守るために個人ができることって何があるのだろうかと改めて考えさせられました。人間はどうして殺し合いをするのでしょうね?戦車や武器で儲けている国や会社があるからでしょうかね?持っている叡智をもっと生産的、発展的なことに向ければ良いのに。
夜には名物だというレモンステーキを食べました。ステーキというので分厚い生焼け(言い方!)の肉が出てきたらどうしようかと思いましたが、そうではなかったので良かったです。
2日目は軍艦島ツアーへ。これがなんと上陸率3割ぐらいとのこと。当日の出航時もあと1~2センチ波が高くなったら上陸できないとのことで心配しましたが、無事に上陸することができました。
見渡す限り映画のセットのような廃墟が続きます。炭鉱の島として発展し、やがてエネルギー政策の変化によって誰も住まなくなった島の建物は日々崩れていっています。ここでも炭鉱で逞しく生きていた当時の方達の話をとても興味深く聞きました。いつも思うことなのですが、私はもう少し昔に生まれたら生きていけなかった気がします。通訳という仕事を大事に思って誇りを持ってしていますが、生活に絶対に必要な職種ではないし、なんというか自分には「生活力」が欠けているように思います。
行くまではあまりよく分かっていなかった軍艦島ですがとても興味深かったです。全てが崩れ落ちてしまう前に皆さんもぜひ行ってみてください!
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