夏が終わった・・・
8月4日にBTSのメンバーSUGA/Agust Dのソロコンサートのファイナル(の初日)を見に韓国に行ってきた。(BTSの時の名義はSUGA、ソロ名義はAgust Dなのだが、本名は「ゆんぎ」なので私も含めてそう呼ぶファンは多い。)
初のVIPチケット購入からのVIPエリア体験!本当に近かった。チケットの整理番号は181、つまり舞台すぐ横のスペースの181番目ということで、そのスペースにはそれなりに横幅もあったので、前から5列目ぐらいにはいたと思う。なぜ「と思う」なのかというと座席はなくてスタンディングだから。
4:30から外で番号順に並んで、5:00から入場。走り出したりする人もいなく順序通り整然と進む。(あ、でもその前に何故か182番の彼女が私より先に行こうとするので、「私が先だけど」って感じよく、でもはっきり言ったけどね。)私がチケットを購入したエリアのAgust D 1の中で立ち位置を決めたら、6:00のサウンドチェック(本人がカジュアルな格好で出てきて、3曲歌いながらサウンドチェック)、そして8:00-10:00過ぎまでの公演が終わるまでの間、ぎゅうぎゅうに押されながら立ちっぱなしでトイレにも行けないという、激近なのとサウンドチェックが見られる以外はVIPどころか苦行の様相である。
でもね、本当に近かった!帰る時に周りに目が合ったと言ってる人もいて分かる気がした。ゆんぎが本当に目の前で歌ったりラップしたり叫んだり煽ったりしてるのを、なんか信じられない思いで見た。もちろんマイクを通して声が聞こえているわけだけど、マイクがなくても聞こえるであろう距離だった。表情もはっきり見えるしね。ツアーの後半になって増えて来たような気もするんだけど、韓国語の放送禁止用語連発とか中指立てまくっちゃうのとかもファンは大喜びだったなぁ(目の前で見ていた私も含めて)。
8月5、6日と続く公演は日本で約束があり行けなかったので、オーラスではなかったけど、素晴らしい公演をまた韓国で見られて幸せだった。最初にチケットを買った時は、シカゴで2回公演を見て満足するだろうと思っていたけれど、以前の日記にも書いたように、本当に素晴らしくて、もう一度見たくてしかたなかった。日本での抽選は私も友達も見事に落ちて、6月末の韓国公演は日本のファンクラブ会員でも申し込めることを理解しておらず、今回のファイナル(追加公演)が発表されて行きたくて行きたくて仕方なかったのである。
すでにストリーミングでも何回も見ているから、体感では10回目ぐらいの感じだった。でも何度見ても本当に素晴らしくて。歌もラップも舞台演出も途中の映像も秀逸で。彼の音楽をアイドルのそれとバカにしている人に本当に見てもらいたい充実の内容だった。個人的にはシカゴの時には覚えきれていなかったD-Dayのここの歌詞がちゃんと歌えて嬉しかった!今回は韓国人が多かったからか、周りの人はここはあんまり歌っていなかったな。(韓国語の歌詞、ラップはさすがにめっちゃ歌ってた。)
Future's gonna be okay
Okay, okay, look at the mirror and I see no pain
I'd die for real 'til the D-Day
But it's gonna be okay
Time for some paycheck and I'm ridin' downtown
Switch over, time tickin' and over
Future's gonna be okay
Okay, okay, look at the mirror and I see no pain
I'd die for real, I see karma, gon' be comin' back for me
Time for some paycheck and I'm ridin' downtown
Switch over, time tickin' and over
そして今回は初のソロ参加だったのに、なんとシカゴで一緒にグッズに並んだTちゃんが私を見つけて声をかけてくれてびっくり!なんというタイミング。その時は今回のグッズの列で知り合ったEちゃんと一緒にいたんだけど、せっかくだしということで、3人でお昼食べたりして楽しい時間を過ごした。1人も気楽だし全然悪くはないんだけど、朝9:30から夜10:00過ぎまでずっと会場付近にいたので、途中一緒に過ごしてオタク話で盛り上がったのは楽しかったなぁ。ゆんぎが猛暑の中で時間を過ごす私たちを心配してくれて、同じ敷地内のでハンドボール場を借り切ってくれたということで、本人確認も特典の受け取りも、待機も冷房が入ったその場所でできて、本当にありがたかった。待機場所なのにほぼ満席になってARMYで埋め尽くされているのもなんだか面白かったな。
Tちゃんはバンコクにも見に行ったというし、Eちゃんは逆に初海外、初韓国、初BTS関連ライブに思い切って来たというし、それぞれにゆんぎへの愛を深く感じたなぁ。良き良き。
4月のアルバム発売直後からツアーで北米とアジアで28公演を完走したゆんぎ。BTSを待ってくれているファンのため、そしていつかあるかもしれない他のメンバーのソロ公演のため、必ずあるであろうBTSの公演のためにいろんな挑戦をしてくれた。その合間にもメディアにもずいぶん登場してくれて、本当に感謝しかない。
そもそも彼のソロ曲は多くの人がBTSと聞いて想像するような明るい曲は多くない。彼のこれまでの苦しみや葛藤、悩みや悲しみが表出している曲が多い。自分の想いや体験を曲にするBTSの中でも、特に端的にそれをして来たのが彼だと思う。それだけに、かつての自殺願望を歌った最新アルバムの曲Amygdalaでは鍵の閉まったドアから出られないまま、雨に打たれて倒れるゆんぎを見て(もちろん作られた映像なのだけど)涙して心配したファンも多かったと思う。
それがツアーのオーラスでその同じドアが会場に登場して、そのドアを開けて笑顔で手を振って去っていくゆんぎを見て、「ああ、彼の人生の苦しくて辛かったチャプターが一つ終わったんだ。それらを音楽に込めて出し切って、ドアを開けて次のチャプターに進むんだ」と思ったし、もう涙なしには見られなかった。よかったね、ゆんぎ。そして心からありがとう。
ゆんぎのツアーとともに私の夏は終わった・・・今はそんな心持ちの私なのである。
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