ヤンキーってどんな人?
日本で生まれ育った人ならば「ヤンキー」という言葉を聞いて同じような「不良少年」のイメージを浮かべると思います。先日アーユルベーダのトリートメントを受けに行って話している時に、どういう話の流れだったか「ヤンキー」という言葉が出てきて、「そういえば通訳中にもやっとしたことがある!」って思い出したんですよね。
元になっている英単語はYankeeですが蔑称として使われることが多いのですよね。(日本人にとっては野球チームの名前が一番なじみがあるかもしれませんが。)今回この投稿をするにあたって、YankeeをWikipediaで調べて読んでいると、なんと日本でのこの単語の用法についても短く記載がありました。
以下WikipediaのYankeeのページ(英語版)からの抜粋を和訳したものです。
「日本では1970年代後半から、暴走族に関連し、金髪に染めたスポーツを頻繁にする非行少年少女の一種を指す言葉としてヤンキーという言葉が使われるようになった。」
大体合っていますよね。ただし現在の日本では上記全てに当てはまっていなくても、一部の特徴を描写する時に使われている気もします。例えば金髪の部分とか。(だからこそ訳す時に詰まったりするのですが。)
とりあえず非行に走っている若者のことをdeinquent youthと言うのだなと再確認したわけです。とはいえ、今度はdelinquent youthをGoogleに入れて画像検索すると、海外のマグショット(逮捕後に撮影される写真)や銃が映った写真も出てきたりして、果たして「ヤンキー」はそこまでか?と思ったりもするわけです。実際の私の経験では、単にbadという単語を使って訳したことの方が多いと思います。文脈によって判断するのが重要です。あとは場合によってはpunkという単語も使えるかもしれないですね。
いつものことなんですが、ある日本語の単語と英語の単語は完全な1対1というか、イコールではないんですよね。だからこそ興味深いし、人間が訳してこそというところがあって面白いわけです。
ちなみにアメリカ人に日本人が出した「ヤンキー」という音が聞こえて、「なぜ蔑称を使っているのか?」という反応にならないといいなと、いつも若干ひやっとしている私なのでした。
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