空耳アワー
先週のイベントの通訳中に一人空耳アワーがずっと続いてしまい困りました。本当はどんな内容のどんな単語がどう聞こえてしまったかお伝えできたら良いのですが、機密の関係もありますので、こんな感じという雰囲気だけをお伝えするために、別の単語を使います。
よくある空耳みたいな感じで検索したところ、出てきたのが看護師さんの空耳あるあるのページで、そこに書いてあったのが、「皮下注」が「ピカチュウ」に聞こえて、「何?」って思っていたというものだったので、実際の単語の代わりにこの2つの単語を使ってお話しします。
当日のスピーカーの方は1時間15分プレゼンの時間をお持ちでしたが、お話になりたいエピソードがとても多くて、予定の時間を超えてお話しされていました。そして2-3分に一度は「皮下注」が出てきて、その度に私の頭の中にはピカチュウのビジュアルが浮かんでしまいます。そして、それを慌てて打ち消して「皮下注」の英語を言う始末。手元の紙にも大きく「皮下注」と書くのですが、それでも、出てくるたびに「ピカチュウ」にしか聞こえなくて「ん?なんでピカチュウ?」となって、それを20回ぐらいは繰り返したと思います。あまり慣れていない分野の話でしたし、スライドの文字は少なくてそこに書いていない難し目の単語もたくさん出てきたので、かなり大変でした。そしていちいち毎回聞き間違える自分に失笑してしまうという・・・。
同時通訳中は割と画像というかイメージが頭の中に浮かんで、それをもう一つの言語に出していることが多いです。これがうまくできればできるほど、メッセージを伝える通訳になると思います。あまりにも内容が難解すぎるとイメージが浮かばず仕方なく言葉を置き換えるアプローチにする(なる)こともあるのですが。
ということでこの日のトピックには全く関係のないピカチュウが私の頭の中には20回ぐらい登場したのでした。その度に0.5秒ぐらいロスしてたと思います。ああ、もったいない。
全体的に長丁場でしたし、一人空耳アワーで疲れてしまいましたが、内容的にはとても興味深く面白いイベントでした。(繰り返しますが、皮下注についての内容ではありません。)もしまた、来年も担当することができたら嬉しいなと思います。
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