同僚の評価は格別

つい最近の案件ですが、普段通訳し慣れている分野ではなく、また基調講演を2件とも担当することになっていて、準備が大変で泣きそうでした。また2件ともスピーカーがイギリス人なので一抹の不安もあり。(やっぱり私は圧倒的にアメリカ人のスピーカーの方が聞き取りやすいので)


資料の読み込みに時間がかかり、会場が少し家から遠く集合時刻も早かったので寝不足気味で到着。事前に打ち合わせがありスピーカーとも少し話してはいたので、どんな感じで話すかは分かっていたものの、1名がかなりの早口で、もう1名は喉の調子が悪くかなり掠れた声という状況でした。とはいえ訛りはそこまでではなかったですが。


3人体制で通訳をしていましたが、そのうちお一人は初めて組ませていただきました。午後の基調講演が終わると急にその方が「あのスピーカをあそこまで訳出できてすごい!」と若干興奮気味に褒めてくださったのでした。


予習が大変すぎて、くさくさしながら迎えた本番でしたが、同じ仕事をしている同僚に褒めてもらえてとても嬉しかったです。フリーランス同士なのである意味ライバルでもあるわけで、「この人上手」って思ったとしても別に相手に伝える必要もないといえばないわけですから。


その一言を聞いて急に報われた気分になった単純な私なのでした。おわり。



日英同時通訳者 古賀朋子 English-Japanese Interpreter Tomoko Koga

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