達成感の塊に

まだまだ鬼の繁忙期が続いています。先週は月ー水の日程で韓国出張に行ってきました。


7月のソウルでのお仕事に続いての同じ通訳者からのご紹介が入っての仕事だったのだけど、まあこれが色々と大変で。まず、そもそもこの話が入ってきた時、確定するとは思っていませんでした。(クライアントが違うとはいえ)前月に入ってきた仕事は流れていたし、自分の中でこのルートの仕事の確定率は50%を切るようなイメージができあがりつつあって。


いずれにしろ確定しない案件を優先できないので、周辺の日にどんどん仕事を入れていました。そしてまさかの16日前の確定。国内での仕事なら遅くも何ともないタイミングですが、韓国に行かなきゃ行けないわけで、ここからがもう大変でした。個人の約束も入れていて、27日は東京で朝から現場の案件が入っていたので、下記のようなスケジュールになりました。


24日(月)友人たちと横浜方面で食事→成田空港へ移動→19:00台の飛行機で仁川へ→仁川空港近くのホテルに宿泊

25日(火)ホテルで朝2件の遠隔通訳案件対応→荷物をまとめ仁川空港へ。空港で昼食→華城(ファソン)まで高速バスとタクシーで移動→ホテルにチェックイン→翌日の予習

26日(水)7:30に会場のホテル(宿泊場所とは別)に集合。9:00-11:00の通訳案件対応→昼食→高速バスで仁川空港へ→空港循環バスでホテルへ。ホテルで16:00-18:00まで遠隔通訳対応→空港循環バスで仁川空港へ。20:40のフライトで帰国


移動の方法やかかる時間を調べて、ある程度余裕も持たせて、引き受けた全ての案件がきちんとできるはずであることを確認してはいましたが、もうずっとドキドキです!(何せ外国だし、日本じゃ想定していないことや遅れも起こるので!)


で、備忘録をいくつか。


仁川からファソンに行くのにChat GPTでは水原まで高速バスで行って、そこからはタクシーでと言うので、そうしたのだけど、帰りはホテルの近くから空港に直行する高速バスがあるのを発見し、ちょっと損した気分。空港でバスのチケットを買う時にファソンのホテルの住所を見せて、直行のバスがないか一応聞いてみればよかった。


仁川空港からホテルに行く時もそうだし、ファソンの宿泊していたホテルから会場のホテルに行く時もそうだけど、距離が短いとタクシーに乗車拒否される。空港の方はまだギリギリ循環バスが走っていたからいいけど、ファソンで会場に行く時は仕方なく、市バスに乗って残りは歩いた。スーツケースを持ってまだ夜が明けきっていない上り坂を歩いて、朝から死にそうだった。


ファソンから仁川に戻る時のバスは直接バス停に行って乗せてもらったのだけど、運転手さんに「席が空いてたからいいけど予約しなきゃダメだよ〜」と言われた。うーん。どこでどうやって予約するのか?今度同じようなことがあったら、ちゃんと探さなきゃとは思うけど、英語や日本語で探せないとなるとめちゃくちゃハードル高いんだよね。しかも海外のクレカで予約できるのか??


乗ったはいいがクレカや現金は受け付けず。t-moneyカードで行けると思ったら何度やってもエラーになって決済できない。今月(11月プライベートで)普通に使えてたし、どう考えても私のカードのせいじゃないと思うんだけど、運転手さんは「あなたのカードが悪い」と言う。困り果てて、乗客に向かって「現金でお返しするのでどなたか代わりに払ってくれませんか?」って言ったら、乗る前に話してたお兄さんがやって来てくれた。お兄さんの携帯に入っているt-moneyカードでやってみるも、何度やってもやっぱりエラーに。(ほら、やっぱり私のカードのせいじゃないじゃん)今度は携帯のクレカ機能で払ってくれた(韓国国内のカードは受け付けているので)。12,000ウォンだったのだけど細かいお金がなかったので、20,000ウォン渡そうとすると、10,000ウォンで良いと受け取ってくれない(号泣)。揺れまくりのバスで立っていられないので、丁寧にお礼を言って運転手さんに指定された席に座った。もう本当にありがたすぎた!


というわけで、私にとってはなかなか大変な3日間で、とはいえ、色々経験できて面白い部分もあったし、何と言ってもものすごい達成感を感じました。全部自分でやり遂げた達成感。繁忙期の中、検索と予約に追われている時も、資料がちっとも来ないと嘆いている時も、会場に向かってスーツケースを引きながら歩いている時も、「もう二度とやるものか」と思ったのに、いざ案件が終わってみるとスッキリ爽快で、また受けても良いかなぁと思う自分がいるのでした。(笑)


でももう少しよく考えてちゃんと条件出した方がいいよ、自分(→未来の自分に進言)



日英同時通訳者 古賀朋子 English-Japanese Interpreter Tomoko Koga

‟天職を生きる” 日英同時通訳者 古賀朋子(Koga Tomoko)のホームページです。お気軽にお問合せください。

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