先日の話
今日は友達と電話で話していて思い出した日本と(主に)アメリカの文化の違いについて。まずはこのシチュエーションを思い浮かべてみてください。仕事で付き合いのある人と食事に行きました。その1週間後にその食事に一緒に行った人と顔を合わせる機会がありました。皆さんならどうしますか?
「先日はありがとうございました」と過日の食事のことを触れる人は多いのではないでしょうか。日本人にしてみたら当たり前、もしくはしなければ失礼と思われることもあるかもしれませんね。
でもこれってすごく日本人らしい行動だと思うんです。アメリカに数年住んでいて、そして通訳を何年も続けてきて、ある時ふと気がついたのは、アメリカ人って「この間はありがとう」とかあんまり言わないということ。決して彼らが感謝してないということではありません。どうも彼らにとってはその時にお礼を言って、その話はもう終わったことだと捉えているようなのですよね。電話で話していた友達も海外とのやりとりなど経験は少なくはないのですが、この話にはとてもびっくりしていました。
私がこの点に気づいてから自分で心がけるようになったのは、アメリカ人相手の場合はとにかくその場でしっかりとお礼を言う事です。もちろん後日「先日はありがとう」と言ったとしても、別に悪いことではないので無理に止める必要はないと思います。ただ、私自身はその言語の背景にある文化においてより自然な行動をしたいなと思っています。どちらが良い悪い、もしくは正しい、正しくないではなく文化が違うということですね。言語の裏に常に文化や考え方があることを意識することが大事だと思います。
写真は残念ながら22日(土)に閉店してしまった、私の大好きな渋谷のレストランで食べた前菜です。とてもおいしかった!
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